★2020年3月

 阿部菜穂子が2020年3月6日、イギリス・サフォーク州のクランブルック伯爵邸の庭園に桜を植樹しました。

 

   初代クランブルック伯爵(1814-1906)は、イギリス・ケント州ベネンドン村に邸宅を持ち、パトロンとして村の発展に貢献しました。’チェリー・イングラム’ が住んでいた「ザ・グレンジ」は、かつての伯爵の邸宅の一部でした。

   現在の第5代クランブルック伯爵はイギリス東部サフォーク州に住んでいますが、長男のジェイソン・ゲイソン=ハーディ氏が阿部菜穂子の著書 ’チェリー・イングラム’ 英語版を読み、イングラム家とクランブルック伯爵家の絆や、日本の桜が日英友好の歴史に果たした役割を知って感激。邸宅の敷地内に桜を植樹しようと思い立ちました。

 3月6日の植樹式には、伯爵夫妻とゲイソン氏のほか、伯爵の次男夫妻や地域住民らが出席。阿部菜穂子と夫のポール・アディソン、コリングウッド・イングラムの孫のピーター・イングラム氏夫妻、ピーター・イングラム氏の姉、ヘザー・ボワイエさん夫妻が加わり、イングラムゆかり

の ’ホクサイ’、’クルサル’、’太白’ を植樹しました。

 

 ’ホクサイ’ は「ザ・グレンジ」の庭に植樹されていた桜で、イングラムが日本の桜に興味をもつきっかけとなった桜です。当時のイギリスでは名前がなかったため、イングラムが葛飾北斎にちなんで  ’ホクサイ’  と名づけました。初代クランブルック伯爵が19世紀半ばに植えたものと思われます。

 イングラムが「ザ・グレンジ」に住み始めて、最初にホクサイが花をつけたのは1920年の春。ちょうど100年前のことです。植樹式は、クランブルック伯爵の桜がきっかけで、イングラムが日本の桜に目覚めたことを記念する機会となりました。

 

 ’クルサル’ はイングラムが人工交配により創作した品種、’太白’ は日本で消滅した桜をイングラムが1932年に里帰りさせたものです。

 

 長男のゲイソン氏は以前からの桜の愛好家で、これまでに50本の桜を敷地内に植えています。イングラムの創った品種 ’オカメ’ や ’白妙’ のほか、新しい松前桜の ’松前フキ’ など、多様な桜が植樹されています。

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クランブルック伯爵(左)と長男のゲイソン氏が’ ’ホクサイ’ を植樹
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阿部菜穂子とポール・アディソンが ’クルサル’ を植樹
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ヘザー・ボワイエさんとピーター・イングラム氏が ’太白’ を植樹

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植樹式に参加したゲイソン=ハーディ家とイングラム家の人々、グレイト・グレンハムの地域住民たち

   

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(左から)ゲイソン氏、クランブルック伯爵、阿部菜穂子
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ヘザー、ピーター、阿部菜穂子、クランブルック伯爵
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阿部菜穂子、ゲイソン氏、ピーター・イングラム氏
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阿部菜穂子、クランブルック伯爵

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